夏場はまだ目立たないですけど、冬になると気になるのがフケじゃないですか。
自分はフケが出ない人でも他人の肩を見て、白いものがフワフワと付いているとなんだか「不潔…」って思ってしまった経験、少なからずあると思います。
ただ、このフケって不潔だからできるというものではないんですよ。
それにフケって実は湯シャンで改善すると言われているんです。「え?!フケが出てるのにシャンプーしないの?」って思った方も多いかもしれませんが、実は湯シャンで改善してしまうフケもあるんです。
そこで、湯シャンでフケを改善する方法について今日はお話していきたいと思います。
目次
湯シャンとは?
その前に湯シャンについて簡単に説明しますね。
湯シャンとはお湯でシャンプーということで、シャンプーやコンディショナーを使わずに、お湯だけで洗髪することです。
芸能人だとタモリや福山雅治も実践していると言われているメジャーな方法なのです!
湯シャンのやり方は最後にお話ししますね。
なぜ、フケは出るのか?
そもそもなぜ、フケが発生するのかというと新陳代謝によって頭皮の角質細胞が剥がれ落ちるからです。
ですので、不潔だからフケが出るっていうのはあんまり関係がありません。
また、フケは頭を丁寧に洗えば出ないと言われていますが、決してそういうわけではなくストレスや頭皮環境によって発生することがあります。
そして、フケには実は3つのタイプがあるんです。
3種類のタイプのフケ
では、どんなフケの種類があるのかというと
①カサカサと乾燥しているフケ
②ベトベトした脂っぽいフケ
③脂漏性皮膚炎
の3つがあります。
③の脂漏性湿疹の場合は、病院に行って治療を行うしかありませんが、①と②のフケの場合はフケを防ぐことができます。
ちなみに、①のかさかさした乾燥しているフケは、皮脂が足りず頭皮が乾燥している状態の時に起こりやすいです。
原因としては紫外線やストレス、シャンプーのし過ぎや運動不足などが挙げられます。
②のベタベタしたフケに関しては、シャンプーのし過ぎで頭皮の皮脂分泌が過剰になってしまっている症状のことです。
①と②を見てみるとどちらもシャンプーが原因であることが多いので、湯シャンを行うことでフケが改善してしまうことが多いんです。
脂漏性皮膚炎の見分け方
では、ここでフケと脂漏性皮膚炎の見分け方についてお話しておきます。
・頭がかゆくて、髪を洗ってもフケが大量に発生する
・生え際辺りが乾燥してカサカサしている
・抜け毛が多い
・眉間が赤く炎症を起こしている
などなど、これらの症状に当てはまる人はフケではなく、脂漏性皮膚炎の可能性があるので、病院に行きましょう。
湯シャンでフケが悪化したのはなぜ?
さて、湯シャンをすることでフケが改善するというお話をしましたが、湯シャンをしたことで逆にフケが悪化してしまったという人も中にはいます。
では、なぜこんなことが起こるのでしょうか。
①湯シャンを始めたばかりの場合
湯シャンを始めたばかりの時は、頭皮がシャンプーのない状態に慣れていないため、皮脂分泌をコントロールすることができません。
そのため、頭皮が乾燥してカサカサしたフケが出てしまったり、逆に皮脂分泌が過剰になってベタベタしたフケが発生してしまうことがあります。
そんな時はすぐにシャンプーを止めるのではなく、シャンプーの量を減らすなどして少しずつシャンプーを減らしていくようにしましょう。
②湯シャンの方法が間違っている場合
湯シャンにはその人に合った正しい方法があります。
例えば、湯シャンの前にブラッシングを行っていなかったリ、お湯の温度が熱すぎたりすると湯シャンの効果が出ない可能性があります。
自分に合った湯シャンはどれか、色々試しながら湯シャンを行っていきましょう。
③脂漏性皮膚炎の場合
先ほども話しましたが脂漏性皮膚炎はフケではなく、頭皮の病気です。
これは湯シャンで解決できるものではないし、むしろ悪化することも考えられるのでまずは病院に行きましょう。
正しい湯シャンでフケ対策をしよう
では、湯シャンで効果的にフケ対策を行うために湯シャンの手順について紹介しておきたいと思います。
①湯シャンを始める前にブラッシングをしよう
まずは、いきなりお湯をかけてシャンプーするのではなく、お風呂に入る前に髪の毛をといておくことで湯シャンの効果が最大限に引き出されます。
お風呂の前のブラッシングはチリやホコリはもちろん、余計な汚れを6割程度落とすことができると言われています。
②湯シャンの温度は若干ぬるめで!
季節や頭皮の汚れ具合にも寄りますが、湯シャンの時のお湯の温度は33~40度が良いと言われています。
できれば、ぬるめの温度の方が乾燥やフケが防げると言われているので湯シャンの時は気持ちぬるめに設定しましょう。
③酢酸でトリートメント代用!
湯シャンでは酢酸を使ってトリートメントを代用します。お酢やレモン果汁を使ってしっかりキューティクルを閉じ込めましょう。
また、酢酸には殺菌力や抗菌力があると言われているので菌が繁殖するのを防ぐ効果もあるんです。
④ドライヤーを使ってしっかり乾かそう
頭皮や髪の毛を塗れたままにしておくと、雑菌が繁殖してしまいます。そうなるとせっかく湯シャンしても頭皮トラブルの原因になってしまいますよね。
そこで、タオルドライを優しくした後に、ドライヤーを使って乾かしてあげましょう。
この時の注意点として、高温でドライヤーを使うのはNGです。なるべく低めの温度で髪の毛を乾かすようにしましょう。
湯シャンのまとめ
以上、湯シャンでできるフケ対策についてお話してきました。
湯シャンをしてフケが大量発生したという方は、もう一度よく今までのやり方を見直してみてはいかがでしょうか。
また、フケと思い込んでいたものがフケじゃなく頭皮の病気である可能性もあります。
今一度、自分の頭皮の状態をチェックしてみましょう。